IACEトラベルは業務渡航に特化した旅行会社であり、新型コロナウイルスの影響により厳しい状況に直面しました。特に海外出張手配サービスは、出入国制限措置により大きな打撃を受け、店舗数の縮小や人員削減が行われました。この課題を解決するため、デジタルファーストプロジェクトを立ち上げ、2021年10月にクラウド出張予約システム「Smart BTM」をリリースしました。

「Smart BTM」のリリースに伴い、社内の組織体制を大幅に変更し、多店舗展開の事業別組織から機能別組織へと変革しました。2023年には新型コロナウイルスが5類移行となり、出張自粛が解除されたことで「Smart BTM」を活用した出張手配業務が本格的に稼働しました。社員数は2019年度比で61%減少しましたが、DXにより1人当たりの営業利益は約3.7倍に向上しました。

今後も「Smart BTM」を通じて業務効率を向上させ、クライアントにはコスト削減と高水準のサービスを提供していく予定です。